ロボットではあるものの内部構造は描写されないし、外見的に際立って人間と違うのは首から上くらいなので、ド迫力ボディの生身の女性と錯覚しかねない肉感を有しています。
しかも、会話の受け答えは機械的なようでいて、自身の処遇を心配するかのように頻繁に返品を確認し、予想外の返答に困惑する様子は可愛く思えるくらい人間味にあふれています。
なんなら高身長豊満な人間の女性がロボットを装っているんじゃないかと疑うほどに肉感的な身体と感情の機微を持つ一方、随所で見せる人間には真似できない挙動だけが彼女を人ならざる存在だと証明していました。

彼女に可愛げを感じるのは単に容姿端麗でエロいからだけではありません。
心が通じ合っている感覚があるからです。
作品タイトルにもある通り彼女は不具合を抱え、自己申告するほど自覚的もしくは自虐的です。
その至らぬ点も含めて彼女を認め返品と言う選択肢を放棄し、率直に愛情を伝える主人公に感謝か信愛かそれに似た感情が発生したと思しき描写がキュンと来るポイントです。
ラブコメなんですよ。

そのラブの結果として理解あるSと言う最高のパートナーを得られるわけです。
M気味な主人公にとって、重量感たっぷりの杭打ち騎乗は望むところで、少し暴走しかける危なっかしさも求めていた攻めであり、授乳手コキなんてプレイも母性的で最高です。
そして、全裸で納品された女性に服を贈ると言う、道具ではなくて恋人あるいは同居人として扱う主人公の心意気に激しく共感する作品でした。

主人公が発注する際、全体的にムチムチするように発注してるのですが本当に柔らかい表現で最高でした。

プレイが進んでいく度に主人公がセクサロイドに気づいていくのがまた良かったです。

プレイ内容も濃く、主人公がやりたい本能的なプレイはとても見ていて抜けました。

少し残念なのが性器が細かく描かれておらず、そこが残念でした。

サムネから伝わる圧倒的にムチムチな体つきと、主人公の肉体的な差が非常に良かったです。体格差のある潰されそうなピストンやあまあまなプレイなどもあって様々な角度で楽しめる作品でした。
自身の不良品だと判断するセクサロイドに対して、諸々含めての「君が良い」と判断した主人公君の描写に対する反応が彼女の機械的だが感情の存在を表現していて、そこも作品全体の完成度を高めていました。