このガラスの卓上で行われる麻雀のルールはシンプルだ。

唯一他と違う点は、サシ勝負の相手である悪魔と点棒のやり取りが発生した場合、支払った側にペナルティが課される事。
悪魔の手下である淫魔、サキュバスによる責めである。


淫魔の責めは甘く優しく……それでいてえげつない。
蕩けるような声色と包容力は張り詰めていた心を緩め、耳に這わせた舌は身体の緊張感すら奪ってしまう。

何より巧妙なのが「一度和了るまでペナルティが継続する」という点だ。
局を重ねる毎に、目的が「勝つ事」から「和了る事」に、そして「振り込む事」へとすり替わっていく。
着実に死へと近づいていく……


と、思っていたのはリスナーである私だけだった。
淫魔との騎乗位に耽る中、一心同体であるはずの聴き手役「坊や」の目には、私のそれとは全く違う未来が見えていたのだ……!

聴き手役がリスナーの思考をぶち抜き1人歩きしていく感覚。
敵の虚を突く一撃はまさに別領域からの刃。
「坊や」と呼ばれた男は、今ここに人鬼として生まれ変わったのである……!


状況が変われば立場も変わる。
人鬼の誕生により表面化する悪魔と淫魔それぞれの思惑。
斯くして、卓上では悪魔vs淫魔vs人鬼の三つ巴の闘いが繰り広げられる事となった……!


ここには全てがある。

点棒と生命を失う絶望も
窮地をひっくり返す熱さも
散々に打ちのめされた敵にやり返す嗜虐心も
そして全編通して味わえる蕩けるような快楽も

社会という名の戦場で闘う男が得るべき感情、その全てがここにある……!


闘争も性交も、人が生きている限り終わることはない。
しかし明けない夜などないもの。
私も人鬼と共に、この館にいつか訪れる夜明けを待ちたいものだ……
(現在の時間価値に換算すると約20年である)

美吹ゆうささんの作品は初めて聞くが、こんなにエッッッッ!ろくて上手い人だったのかと言うのが最初の驚き。演じ分けはもちろん、攻守交替の妙や、低音高音それぞれで股間に響く喘ぎ声は圧巻の一言。心地よい囁きと、湿り気に満ちた耳舐めもひたすらエッチで素晴らしい。

正直、聞いている途中から麻雀の事はどこかに吹っ飛んでしまったし、いやらしくも脳天に突き刺さるお声に翻弄されていた。ただただエッチなだけの時間。間違いなく俺自身も悪魔の策略通り、勝負を放棄せざるを得なかった。

かの鷲巣麻雀は点棒の代わりに己の血液を死ぬまで吐き出し続ける狂気の闘牌だったが、この2人の魔とは白濁たる精子を死ぬまで吐き出し続ける狂った肉の宴と相成るのか。ふふふ……面白い。貪り尽くされて命枯れ果てるのならそれも良い、ならば死ぬまで闘おう。

そんな意気込みで聞き始めたはずであった。

何としても勝つ、イカサマも辞さない覚悟で、ありとあらゆる手段を用いて目の前の悪魔をハメてやろうと思っていたのに、気付けば何故か己のチ○コがハメられていた。

淫魔の誘惑にも負けず、ただひたすらに勝利をもぎ取ってやろう。そう念じていたはずだったのに、何故か己のチ○コがもぎ取られそうだった。

何を言ってるか分からねーと思う。俺も分からない。

だがこれこそが真骨頂。
是非ともチームランドセル”らしい”頭の中を洗牌(シーハイ)されるかのようなめくるめく混沌を楽しんでもらいたい。

有り余る自由と時間を持て余しながら繰り返される無為な時間。呼び覚まされる若さと苦さ。蒙昧たる己を照らすのではなく責めるような朝日に焼かれる予感に怯えながら、薄い味噌汁を流し込み、松屋のドアを開けた作者と時空を超えて共鳴したのなら、きっと創造主の金言が聞こえて来るはずだ。

『抜けっ!精液など空になっても生きてはいけるが、気概を失ってはそれこそ死!さぁ抜け!』

まずはじめに
麻雀知らなくても楽しめますので敬遠しなくて大丈夫です!
自分もかじった程度の知識しかありませんが、それなりに分かる単語もあり、「ハラハラする展開だな」と理解できるストーリーでした

さて内容
紹介にもありますが「最初はヤラれて、最後はヤり返す」といった逆転要素あり
場面によっては左右から美吹ゆうささんの、低音&高音ボイスによるささやきや耳なめが襲ってきます
対局中は牌を打つ音が小気味良く鳴り臨場感があって良かったです
こういう「音」って頭の中でシチュエーションをイメージしやすいのでいいですよね

声優は、悪魔・サキュバスともに美吹ゆうささん
どちらかといえば低音ボイス(悪魔)の印象が強く、高音は初めて聞きましたが…
え、本当に同一人物?ってなるほど演じ分けが素晴らしく、めちゃくちゃ可愛らしいお声でサキュバスを演じられてました
もちろん低音の悪魔もえっちくて、特にラスト、サキュバスに自覚のない本心を見抜かれ果てる様はひっじょーに興奮しました…

麻雀出来る人でもそうでない人でも、
Sの方でもMの方でも、
もちろん美吹ゆうささんのファンの方には超絶オススメできる作品です!


何気におまけトラックの耳なめオンリーも良きです…//

悪魔と麻雀しながらサキュバスに誘惑される!それとも逆でしょうか…
一見色物のように見えますが聞いてみるとかなりの正統派な闇のゲーム的な感じですね
主人公も誘惑に中々折れずにしっかり麻雀を打つのもかなりの好印象
全編通して流れる牌を打つ音もかなり心地よくASMRとしてかなり良好です
相変わらずチームランドセルさんは特色有るいい作品出してくれますね…

生死と精子をかけた作成麻雀で闇の帝王もびっくりの命のヤりとりを行うそんな作品です。
ランキングでタイトルを見た際に気になって購入しました。
異次元のイカサマ?で悪魔に真っ向から戦う衝撃的な淫行悪魔退散麻雀音声でした。
搾られるだけかと思いきや悪魔とサキュバスのレズセックスまで鑑賞できたため予想外だらけでワクワクしました。

麻雀と音声作品の組み合わせという珍しい作品。麻雀の進行具合によってエロの傾向などが異なる作品になっています。幅の広い作品になっていますが、勝負事であることや主人公以外に二人の登場人物が出てくることを生かした展開が楽しめる作品となっています。

分岐の展開などはなく、ストーリーを追っていく作品となっています。魅力的なキャラクターたちが繰り広げられる物語は麻雀ものの作品となっています。漫画などではおなじみのジャンルですが、音声作品では珍しいものとなっています。

麻雀ものの知識としては数冊麻雀漫画などを読んでいるとよりすんなり理解できますが、声優さんの演技もあって有利不利などが分かりやすくなっており、それほど知識がなくても楽しめる作品になっていると思います。
麻雀ものの要素として吸血麻雀ならぬ吸精麻雀だったり、主人公への2人称が「坊や」だったりと知っているとニヤリとしてしまう要素もあります。

音声作品と麻雀の相性が思いのほかよく、「出す」という単語がうまく使われたり、ツモ上がりでも有利不利を動かしていく展開を演出したり、一気に不利になる展開として直撃を入れたりおいしい展開が多数そろっていました。音声作品らしく、相手の集中力を乱すようなエロ展開の数々はとても魅力的でした。

主人公、女の子たちも魅力的な作品になっており、いきなり燕返しを仕掛ける主人公には一気に物語に引き込まれましたし、状況説明もかねてセリフたっぷりに麻雀を進めてくれる悪魔さんも印象に残りましたが、この作品最大の魅力は淫魔さんですね。エロのメイン担当なのはもちろんリアクション担当だけでなく、悪魔さんへのお仕置きも担当していたりとマルチな活躍ぶりは印象に残りました。

音声作品で出会うことがあまりないようなキャラクターに合いたい人向けの作品といった感じになっています。