作品内容
姉のエレーヌがドニエ伯爵家当主のアラン様と結婚することになった。
我がデムラン家は子爵の貴族だが、父の事業が上手くいって
いないようでこのままでは没落してしまうという状況だった。
そんな中、上位の爵位を持つドニエ家から姉との結婚の打診があり、
父は諸手を挙げて喜んだ。いわゆる政略結婚だ。
姉がドニエ家に嫁げばデムラン家を助けようというのだ。
当然姉の意思など関係ない、断るなど以ての外だ。
しかし姉は庭師のヤンと恋仲なのを僕は知っている。
愛し合っている二人だが、身分が違うことで結婚したくても
できないでいたのも知っている。
姉には愛する人がすでにいるのだ。
姉がドニエ家に行く前日、僕は森の奥にある魔術師の家に
自分を女にしてくれと頼みに行った。
僕が女になってドニエ家に嫁ぐ。
兄弟なのだから僕が女になったら姉様と良く似ている筈だ。
それ程似ていなかったとしてもアラン様とは幼い頃会ったきり、
僕さえうまくやればバレないだろう。
魔術師に渡された杯に入った液体を躊躇わずに一気に飲んだ。
動悸が速まり、呼吸も乱れ身体中が熱く脈打つ。
そんな状態にしばらく耐え、動悸も治まりいつも通りに
戻った頃には僕の身体は女になっていた。
基本CG16枚+立ち絵
本編CG138枚 文字なし138枚 総枚数277枚
画像サイズ 1200×1600
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ユーザーレビュー
2020年09月15日
思い人がいる姉に主人公である弟は女体化し「僕が代わりに嫁ぐから逃げて下さい」と姉の身代わりを請け負う。
これは姉の為と言い聞かせ、女として妻として男を喜ばせる為に婚約者に体を許す。
姉だと偽って婚約者に寄り添う事に罪悪感を抱く心優しい彼の結末や如何に。
女性の体になり婚約者の妻として偽っている立場・設定に対する主人公の心情をしっかりと描写されているのがグッド。
強いていうなら妻であることを受け入れてからがワンパターンで、もう一口欲しかった感があります。それでも楽しめる作品だったと思えました。
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