定期的に熟女欲が押し寄せてくるのと、値段もお手頃価格だったので、サンプルを聴いて迷わず購入させていただきました。
熟女ものの声色といえば、30代～40代のいい感じに脂の乗った所謂大人の女性の妖艶な声色と、50代～の所謂叔母様声の主に2タイプに分けられるとおもうんですが、この作品は完全に後者ですね。
たまに熟女物でも『熟女というには声若くない?』というふうな作品も散見されますが、こちらの作品は見事に私の熟女欲を満たしてくれました。
多少モノローグ多めで、プレイに充てる時間が少なかったような気はしますが、許容範囲でした。
十分満足です。

物語の展開はヒロイン視点から始まり。前半のトラック1と2は男性との出会いと背徳の展開になる契機。トラック3はヒロインはなぜ一人でこんな山奥に来て、尼僧になったのは回想で解答。既に仏門に入り仏の教えを守りながら自分を厳しく律するように暮らているのに、どこがまだ淫らな欲望があるようです。トラック4からは欲望と快楽の沼に、最後のオチはMILF BOOKS 様の作品の特征、二人は欲望と肉体の快楽に堕ちてゆく。

禁欲に静めてきた肉体が開かれたときどんな淫靡な行為が待っているのか。一度流されたら終わり。共に背徳に浸り沈んでいく自らの精神への断罪がそのまま興奮に変換され続ける感覚。
現代、成人向けコンテンツに溢れ様々なエロスに耐性ができて無感動になりがちな昨今でそのような免疫を突き抜けてブッ刺さる矛のような作品です。
前ふりとなる能書きを興味深く聴かせてくれる物語性がありスッとその場へ連れていかれます。主人公と一体化したときからこの先に待つ展開への予感に脳汁が滴り出してきます。過去のエピソードを聴き終えた頃には淫靡で芳醇な香りが思考に纏わりついてきて背徳空間に飲み込まれていました。

役者さんの演技は品と下品の紙一重で特有の色っぽさを持ち熟女好き属性皆無の自分でも十分楽しめました。
一癖ある作品を求めている方は是非お試しあれ。